OPEC:生産目標据え置き、加盟国に順守迫る-70ドル台維持を期待

石油輸出国機構(OPEC)は9 日ウィーンで開いた総会で、現行の生産目標の据え置きを決定した。 原油価格がこの日の取引水準である1バレル=71ドル近辺を維持で きる十分なペースで、世界経済が回復するとOPECは期待している。

OPECのバドリ事務局長は会見で、加盟国が日量合計2484万 5000バレルの生産目標維持で合意したと述べ、目標順守を各国に強く 求めると説明した。OPECが総会で生産調整を見送るのは、今年に 入ってこれで3回目。

エネルギー・コンサルタント会社、プレステージ・エコノミクス (テキサス州)のジェイソン・シェンカー社長は、総会が開かれたウ ィーンでのインタビューで、「据え置きは賢明な措置だ」と述べた。

OPECの原油供給は全世界の約40%を占める。アナリストや石 油相の大半は、相場上昇を受けて生産目標の現状維持を予想していた。 原油相場は年初来で61%上昇し、先月には1バレル=75ドルの水準に 達した。サウジアラビアのアブドラ国王は、75ドルが消費国と生産国 双方にとって満足のいく価格水準だと指摘している。

バドリ事務局長はこのほか、原油需要が2010年に上向く見通しを 示唆する「前向きな兆候」が表れていると付け加えた。

OPECによると、次回総会は12月22日にアンゴラの首都ルア ンダで開く。また、来年3月17日にはウィーンで定例総会の開催を予 定している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE