スウェーデンの銀行に依然リスク、バルト3国の景気悪化-中銀副総裁

スウェーデン中央銀行のラーシュ・ ニーベリ副総裁は、同国の銀行が依然としてラトビア、リトアニア、 エストニアの経済環境悪化のリスクにさらされているとの認識を示し た。スウェーデンの銀行は、これらバルト3国への最大の貸し手。

ニーベリ副総裁は講演で、スウェーデンの銀行は「バルト諸国で の多額の損失に対応できる」としながらも、「危険はまだ去ってはいな い。予想より状況が悪化すれば、信用格付けは圧力を受け、銀行は再 び資金調達難に陥る恐れがある」と語った。同副総裁の発言は9日、 スウェーデン中銀のウェブサイトに掲載された。

同中銀によれば、スウェーデンの銀行は2009年1-6月(上期) に計300億クローナ(約4000億円)の損失を計上。そのうち44%が バルト諸国に起因するものだった。

ニーベリ副総裁は、バルト諸国経済が「安定し始めている」兆し が一部に見られると指摘。その一方で、「景気回復のプロセスは長く、 緩慢なものになるとみられる」と述べた。

同副総裁はまた、「スウェーデンの大手銀行は資本基盤を強化して おり、世界的に見ても十分な資本があると思われる」との認識を示し た。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE