加バリック:金ヘッジ取引解消に向けた資金調達、3200億円に増額

産金最大手、カナダのバリック・ゴ ールドは、固定価格での金販売契約の解消に必要な資金の調達に向け 株式売却額を約17%増やし35億ドル(約3200億円)とする方針を発 表した。

バリックは文書で、普通株9480万株を1株当たり36.95ドルで売 却する計画を示し、8日に発表した8120万株から売却予定株式数を引 き上げた。引受会社は売却額を40億ドルに増やすオプションを有し、 そうなればカナダでは過去最大規模の増資となる。

バリックのアーロン・リージェント最高経営責任者(CEO)は、 今年の金相場上昇を受け、相場下落に対する防御手段だった固定価格 での金販売契約を減らしている。同社は8日、7日時点で950万オン スに上る金販売契約の一部解消のために発生する費用として、7-9 月(第3四半期)に56億ドルを計上する計画を発表した。

BCVアセット・マネジメント(マニトバ州)のトニー・デマリ ン最高投資責任者(CIO)は9日の電話インタビューで「ヘッジ取 引が足を引っ張っていたので、バリックはその束縛から自由になるこ とを望んでいた」と指摘。「ドル相場が下落する可能性が非常に高いた め金需要は拡大が見込まれ、ヘッジ取引を解消した方が有利だ」との 見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE