米大統領:医療保険制度は「限界点」-改革支持を国民に直接訴え

オバマ米大統領は9日夜、米国の 医療保険制度は「限界点」に達しており、議会が「言い争い」をやめ て法案を通過させるときが来た、と国民に訴えた。

ホワイトハウスが事前に公表した議会演説の抜粋によると、オバ マ大統領は、医療保険改革といった課題への取り組みを長年怠ってき たことが限界点につながったとし、「言い争う時は終わった。遊びの 時間は過ぎた。行動する時だ」と呼び掛けた。

大統領の側近によると、この演説を皮切りに、医療保険改革の実 現に向けた大統領による努力の最終段階が始まる。大統領は、自身の 掲げる改革案をめぐる国民の混乱を収め、民間保険会社と競合する公 的医療保険制度を創設すべきかどうかをめぐって内部対立がみられる 民主党関係者間の関係修復を目指す。

演説は、大統領がこれまで語ってきた医療保険改革の概要を踏襲 しているが、自身の主張を国民に向けて明確にするため、一部の側面 については詳細を提供した。

大統領は、医療保険改革法が施行され次第、保険会社は病気にな った個人を保険から外したり、保険範囲に上限を設けたりすることは 禁じられると説明。また、保険加入者の自己負担分を制限し、健康診 断や予防治療も保険でカバーすることを義務付けるとしている。

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