三井海洋開株が急落、手続遅延による海洋油田向け受注の先送り懸念

海洋石油・ガス生産設備(FPS O)世界2位の三井海洋開発株が一時、前日比6.9%安の1851円と急 落し、4カ月ぶりの下落率となった。今期(2009年12 月期)の受注 額が大きく落ち込む可能性があると一部で報じられ、来期以降の業績を 警戒する売りが先行した。

10日付の日本経済新聞朝刊によると、09年12月期の新規受注高 は前期比で3分の1以下に落ち込む公算が大きくなってきた。ブラジル の国営石油開発会社ペトロブラスなどの大型FPSOの入札手続きが遅 れ、09年中に決まらない可能性が出てきたためとしている。

08年12月期の受注は、前の期に比べ2.5倍の3196億円と急増し た。長期にわたる事業の関係上、同社は例年受注計画を立てていない。 同社経営企画室の高野育浩氏は、「受注から利益計上までは通常3-4 年かかる。前期受注が飛び抜けて急増したことで生産のキャパシティは 限界に達しており、足元の単年受注ですぐに業績が影響を受けることは ない」と説明した。

その上で高野氏は、ペトロブラスの案件について「最初から年内に 決まるとも言っておらず、今期に受注を見込んでもいない。大騒ぎする ような話ではない」と話している。

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