【個別銘柄】鉄鋼、輸出、長谷工、邦チタ、吉本、電化、SHO-BI

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東京株式相場での本日の材料銘柄 の終値は以下の通り。

鉄鋼株:東証1部33業種の鉄鋼指数は2%安で下落率1位。個別 では新日本製鉄(5401)が2.3%安の348円、JFEホールディグス (5411)が2.1%安の3230円と安かった。ゴールドマン・サックス証 券では、民主党政権による新環境政策は膨大なコスト負担になるとの業 界レポートを発行。「日本の鉄鋼業界の競争力がますます弱まる可能性 がある」と指摘した。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が1.8%安の3840円、ホンダ (7267)が2.1%安の2865円など。日本時間この日午前11時に中国 で発表された8月の鉱工業生産など各種統計が底堅さを見せ、投資家の リスク選好の動きが持続、低金利のドルから高利回り資産への資金シフ トの影響で、午後の東京外国為替市場ではドル安・円高が進んだ。3時 には1ドル=91円ちょうどを付けた。朝方から安かった輸送用機器株 に加え、NEC(6701)など午前は堅調だった電機株も下げた。

長谷工コーポレーション(1808):22%安の94円と100円を割 り込み、終値では7月31日以来の安値。東証1部の売買高、下落率 (シルバーオックス除く)でともに1位。第三者割当で転換社債型新株 予約権付社債(CB)を発行する、と10日に発表。割当先はみずほ証 券、手取概算額は約150億円。調達資金は建設事業の工事費、人件費 などに充当予定。クレディ・スイス証券では発行はネガティブとし、投 資評価を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ下げた。

鉱業株:東証33業種の鉱業は1.6%高で上昇率1位。国際エネル ギー機関(IEA)が10日、2010年の世界石油需要予測を2カ月連 続で上方修正し、同日のニューヨーク原油先物は続伸、1バレル=

71.94ドルで終えた。収益への好影響を見込む格好で、国際石油開発帝 石(1662)2.1%高の79万3000円と5日続伸するなど買われた。

ガラス株:日本電気硝子(5214)が2%高の956円となったほか、 旭硝子(5201)も上げた。野村証券では11日付リポートで、液晶ガラ ス基板で最大手のコーニングから09年10-12月の販売単価の横ばい 予想が示されたとし、「液晶ガラス業界全体にとってプラス要因」だと 評価した。ガラス・土石は東証33業種の上昇率3位。

東邦チタニウム(5727):4.1%安の1394円。10年3月期の連結 純損益は2億円の黒字予想が一転、8億円の赤字となる見込み。金属チ タン事業でボーイングの新型航空機の納入が大幅延期となったほか、一 般工業向けも設備投資の中止・延期の動きが相次いでいる。三菱UFJ 証券では事業環境の悪化が想定を上回っているとし、「4(アンダーパ フォーム)」を継続。

IHI(7013):2.6%高の196円、一時はおよそ1年ぶりに200 円を回復。ゴールドマン証では、エネルギー・プラントの赤字計上リス クの後退、ジェット・エンジンなど航空・宇宙分野の伸びなどから「確 度の高い中期利益成長に株式市場の関心が増そう」とし、目標株価を 190円から220 円へ引き上げた。投資判断は「買い」を強調。

吉本興業(9665):3.8%高の1341円。民放大手や電通、ソフト バンクが出資する投資会社がTOB(株式公開買い付け)を週明けにも 実施する方針であることが分かった、と11日付の毎日新聞朝刊が報道。 TOB価格は1350円で最終調整し、11日午後にも発表としていた。 取引終了後に、投資会社クオンタム・エンターテイメント(出井伸之社 長)による1株1350円でのTOBで株式を非公開化すると正式発表。

大和証券グループ本社(8601):1.5%安の524円。法人専業で共 同出資の大和証券SMBCの合弁を三井住友フィナンシャルグループ (8316)と解消することで合意した、と10日に正式発表。三井住友F が保有する全株式(40%)を12月31日に大和証Gが買い取って完全 子会社化する。メリルリンチ日本証券では10日付で、大和証Gの投資 判断を「買い」から「中立」へ格下げした。

電気化学工業(4061):午後急騰し、4.8%高の397円。午後1時 に2010年3月期の連結業績予想の修正を発表、純利益は50億円から 前期比5.2倍の75億円になる見通し。電子材料事業を中心に販売数量 が回復していることが背景。年間の1株当たり配当予想も従来の5-7 円のレンジから6-8円に引き上げた。前期は7円。

日本空港ビルデング(9706):午後急騰し、8.8%高の1226円。 一時1300円と年初来高値を更新した。午後零時に、自己株式1606万 3500株、発行済み総数比で15.98%相当分を9月30日に消却すると 発表。需給好転を評価した買いが優勢になった。

藤倉化成(4620):10%高の579円。一時ストップ高の100円 (19%)高の625円まであった。大口買いをきっかけに朝方から急騰 基調にあったが、午後1時には2010年3月期の業績予想修正を発 表。連結売上高は従来の420億円から460億円に9.5%増額、営業利 益は23億円から24億円に4.3%上積みした。前期比ではそれぞれ

7.6%減、4.4%減。北米自動車業界の低迷で米子会社の回復は遅れた が、電子材料の復調、人件費などコスト低減が進んだという。

シーボン(4926):ジャスダック市場に新規上場し、売出価格 1860円に対し、初値は1.6%安の1830円だった。終値も1790円と軟 調。化粧品の製造・販売を行っており、業態としての新規性の乏しさが マイナス要因となった。

SHO-BI(7819):ジャスダックに新規上場し、初値は公開 価格の380円を89%上回る720円。一時882円まであり、午後2時 47分以降は822円買い気配のまま終えた。化粧雑貨や服飾・生活雑貨 などを企画、同雑貨の輸入や卸売も手掛ける。シーボンとの比較で最低 売買金額の小ささが意識されたほか、売出しのみだったシーボンに比べ、 今回の資金調達に伴う事業発展力の違いに視線を注ぐ向きもあり、約2 カ月ぶりとなった新規株式公開(IPO)は明暗を分けた。

インプレスホールディングス(9479):37%高の298円。ファン コミュニケーションズ株売却に伴う特別利益発生の影響で、同社は前日 に2010年3月期の純利益見通しを従来の2億円から3億5000万円に 増額修正した。前期は19億円の赤字。

大塚商会(4768):2.2%高の5670円。野村証券では、オフィス のワークスタイルの変革に向けて需要を創出しながらの増収継続が可能 とし、新規に投資判断を「1(買い)」、目標株価を6500円とした。

荏原(6361):0.2%高の439円。11年度に中国で原子力発電設 備の基幹部品である給水ポンプの生産を始める、と11日付の日本経済 新聞朝刊が報じた。中国山東省にある子会社に専用の試験設備などを導 入し、供給体制を整えるという。

オハラ(5218):3.8%安の1434円。第3四半期(08 年11月- 09年7月)連結営業損益は7億1200万円の赤字(前年同期は51億円 の黒字)となった。原価低減を進めたが、コンパクトタイプのデジタル カメラなどで販売数量の減少から売上総利益率が低下したことが響いた。

学情(2301):1.6%高の325円。発行済株式総数比3.9%に相当 する50 万株、2億円を上限に自己株取得を行う。取得期間は9月16 日から10年9月15日まで。同時に発表した第3四半期(08 年11月 -09年7月)の営業損益は2億2400万円の赤字(前年同期は6億 1500 万円の黒字)だった。

田中化学研究所(4080):7.4%高の3310円。一時は3420円と 年初来高値を更新。リチウムイオン電池用正極材料のうち、所定量のニ ッケル・マンガン・コバルトを含むリチウム複合酸化物を得る前躯体製 造において、それら組成比で構成される水酸化物およびその製造方法に 関する特許を米国で取得した。コバルト使用量を抑制することで、コス ト削減につながるなどのメリットがあるという。

ACCESS(4813):0.9%高の27万300円。第2四半期(2 -7月)の連結最終赤字は19億6800万円と、前年同期(18億6200 万円の赤字)に比べ赤字が拡大。買い換え期間の長期化などで携帯端末 のロイヤルティーが低下した。ただ販売管理費削減により、当初計画 (20億2700万円の赤字)ほど悪化せず。

ナイスクラップ(7598):9.5%安の237円。10年1月期の連結 営業利益予想を前期比70%減の1億5000万円(従来予想は4億7000 万円)へ下方修正した。消費者の生活防衛意識の高まりや低価格志向か ら、売り上げが低迷した。若者女性服、関連雑貨の企画・製造、販売。

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