米フリースケールCEO:自動車産業の復調を受け600人を再雇用

自動車向け半導体で世界最大手の米 フリースケール・セミコンダクタのリッチ・ベア最高経営責任者(CE O)は9日、都内で開催した説明会で、「自動車産業が確実に持ち直し ており、半導体の在庫水準が低下している」として、同社が600人を再 雇用中であることを明らかにした。

自動車業界をめぐっては、トヨタ自動車が8日に、昨年6月末以来 で初めて期間従業員の採用を再開すると発表。エコカーを中心とする販 売が回復しているためで10月から約800人を雇う。

ベア氏はまた、世界の自動車生産で今後台頭が予想される中国やイ ンドの自動車メーカーについては、「世界の厳しい排ガス基準をどう満 たすかが課題になる」と指摘。両国のメーカーに排ガス制御などの機能 を持つ半導体部品を積極的に売り込む意向を示した。通信網や電子書籍 端末向け半導体の開発・販売にも注力すると語った。

フリースケールは米モトローラの半導体部門が分離独立して2004 年に設立され、同年に株式を公開した。06年に投資ファンドに買収さ れたのを機に非上場となった。ウェブサイトによると、同社は20カ国 以上で2万人強の従業員を抱えている。

昨年の金融危機を受けて携帯電話端末用チップ事業から撤退。4月 には人員削減や仙台などの拠点閉鎖を発表していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE