グリーンスパン氏:金相場の上昇、通貨投資からの移行を示唆

グリーンスパン前米連邦準備制度理 事会(FRB)議長は、金相場が今週、1オンス当たり1000ドルを突 破したことは、投資家が通貨下落に対するヘッジ手段として金を購入 していることを示唆するとの見解を示した。

グリーンスパン氏はニューヨークで開催された投資家会議で講演 し、金相場の上昇は「まさに貨幣的な現象だ」と指摘。貴金属など商 品の相場上昇は「紙幣から移行しようとするごく初期段階の兆し」で あるとの見方を示した。

国債の増発やドル相場の下落により安全性の高い投資先として金 の需要が拡大したため、金相場は年初来で13%上昇している。銀やプ ラチナ、パラジウムの価格も上昇している。

グリーンスパン氏は「金が依然、究極の支払い源として金融シス テムにこれほど君臨しているのは非常に興味深い」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場12月限は8日、一時1オンス当たり1009.70ドルと、中心限月と しては2008年3月18日以来の高値に達した。

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