米住宅市場、回復までになお「長い道のり」-ファニーメイCEO

米政府の公的管理下にあるファ ニーメイ(連邦住宅抵当金庫)のマイケル・ウィリアムズ最高経営責 任者(CEO)は9日、米景気が持ち直すなかで住宅市場の回復には なお「長い道のり」が控えており、投資家や借り手は慎重な姿勢を崩 すべきではないと指摘した。

予定原稿によると、この日ワシントンでの講演でウィリアムズC EOは、住宅市場にとって「非常に厳しい年」になっていると述べた。 今回の講演は、4月のCEO就任後、公の場での初めての発言。

同CEOは「米経済や住宅市場を客観的にみている人なら誰でも、 希望が見えている」とした上で、「患者は集中治療から抜け出したが、 健康証明書を得るにはまだ非常に長い道のりがある」との見解を示し た。

住宅ローン市場は依然として政府関連の措置に依存しており、民 間銀行が提供するローン流動性はわずか10%と、2006年時点の約 60%を大幅に下回っていると同CEOは指摘。ファニーメイとフレ ディマック(連邦住宅貸付抵当公社)は新規住宅ローン全体の約 70%、米連邦住宅局(FHA)は約20%にかかわっているという。

また、同CEOは資金繰りが厳しい住宅保有者支援の一部として 今年に入って停止された住宅差し押さえの未処理分について、住宅金 融会社が手続きを進めるなかで、差し押さえは今年、増加が続き、住 宅価格の下押し圧力になると予想。住宅の販売ペースは速くなってい る一方で、差し押さえや売れ残り物件の在庫が引き続き「非常な高水 準」にとどまっていると指摘し、「借り手が現在経験しているような ことは前例がない」と述べた。

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