NZ中銀:政策金利を2.5%で据え置き-利下げの公算減る

ニュージーランド(NZ)準備銀 行(中央銀行)は10日の金融政策決定会合で、政策金利であるオフィ シャル・キャッシュ・レートを過去最低の2.5%に据え置くことを決 めた。NZ経済はこの30年で最悪のリセッション(景気後退)から緩 やかに回復するとみられているが、同中銀は将来の追加利下げの可能 性は残るとの認識を示した。

ASB銀行のエコノミスト、ジェーン・ターナー氏は「きょうの 会合で利下げに踏み切らなかったことは、NZ中銀が追加利下げを実 施する公算が極めて小さいことを示唆する」と説明。「政策金利が次 に動くとしたら上向き方向で、問題となるのはその時期だけだ」と指 摘した。

中銀のボラード総裁は金利据え置き決定後の声明で、「われわれ は政策金利を当分の間、現行水準以下に維持することになると引き続 き考えている」と表明した。ただ、6月と7月の声明にあった政策金 利が「なお若干低下する可能性がある」との文言は盛り込まれず、ボ ラード総裁が追加利下げに踏み切る必要はなくなるとの見方からNZ ドルは上昇している。

ボラード総裁はNZ経済について、「まだら模様の回復」は進行 しているものの中期的な見通しは弱いため、低金利による刺激がもっ と必要だと分析した。

ブルームバーグがエコノミスト13人を対象に実施した調査によ ると、12人が金利据え置きを予想し、残る1人は0.25ポイントの利 下げを見込んでいた。また、7人が来年6月30日までに利上げがある とみている。

NZ中銀はまた、この日発表した四半期金融政策報告で、昨年1 -3月(第1四半期)以後マイナス成長が続いていた同国経済が、今 年7-9月(第3四半期)にプラス成長に転じるとの見通しを示した。 従来は10-12月(第4四半期)にプラス成長になると予想していた。

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