ダラス連銀総裁:金融政策見直し必要-成長の兆しに「説得力」あれば

米ダラス連銀のフィッシャー総裁 は9日、景気拡大が始まれば、インフレ圧力を回避するために連邦準 備制度理事会(FRB)は金融政策による刺激策を解消する必要があ るとの見解を示した。

同総裁は、ダラスでの講演向け原稿で「そうした解消のプロセス は、経済成長に弾みがつき銀行の貸し出し能力の拡大も可能との説得 力ある兆しが見られ次第、開始する必要がある」とし、FRBが「時 宜を得た方法で」行動すると確信していると述べた。

フィッシャー総裁は、企業の最高経営責任者(CEO)らが依然 として「過剰能力と停滞」に対応していると指摘していることなどを 挙げ、「経済活動の低迷は長期間続く」との見通しをあらためて示し た。需要の弱さに直面する企業は利益を保持しようとしており、これ が人員を削減する一方で既存の従業員に負担増を強いるコスト抑制策 につながっているという。

同総裁は「まちまちな兆しにもかかわらず、経済が安定化して一 部の地域では回復しているとの兆候が幾らかある」と指摘。「家計支 出は落ち着きを取り戻しているが、失業や所得の伸び悩み、資産の減 少、融資条件の厳しさにより、引き続き抑制されている」と述べた。

また、経済が低迷しているため、短期的なリスクとしてはインフ レよりも物価下落が続くことのほうが大きいとの見方も示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE