欧州株:5日続伸、7月以降で最長の上げ-ルノーなど自動車株高い

欧州株式相場は上昇し、7月以 降で最長となる5日続伸となった。過去半年にわたる株価上昇ペース が業績・景気見通しよりも速過ぎるとの懸念が広がったものの、自動 車株が株価指数全体を押し上げた。

フランスの自動車メーカー、ルノーは大幅高。同社のカルロス・ ゴーン最高経営責任者(CEO)が金融危機の最悪期が過ぎたと発言 したことが好感された。同業でドイツのBMWは7.7%上昇。モルガ ン・スタンレーとロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グルー プ(RBS)が同銘柄の投資判断を引き上げたことが買いを誘った。

一方、スイスの宝飾品メーカー、フィナンシエール・リシュモン が安い。同社が売上高見通しに慎重な姿勢を示したことが嫌気された。

ダウ欧州600指数は前日比0.9%高の240.09と、11カ月ぶ り高値を更新した。同指数は3月9日以降では52%上げている。

アッシュバートン(英ジャージー島)の資産運用担当者、リチャ ード・ロビンソン氏は、「調整に関する話題を常に耳にするだろうが、 相場上昇は継続可能だ。下げは一時的なものにとどまる」と語った。

9日の西欧市場では、18カ国中17カ国で主要株価指数が上昇。 ダウ・ユーロ50種指数は前日比1.2%高、ダウ・欧州50種指数は

0.8%上げた。

「緩やかな」回復

ルノーは6.9%高。ダウ欧州600指数を構成する19産業別グル ープの中で、自動車株は最大の上げを演じた。ゴーンCEOは仏紙フ ィガロとのインタビューで、金融危機の最悪期は終わったと述べた。 さらに回復は緩やかで、数年間にわたるだろうとの見方を示した。

ドイツのコメルツ銀行は12%高と、ダウ欧州600指数の構成銘 柄で最大の上げとなった。同行は金融市場安定化基金(Soffi n)による債務保証のうち未使用分50億ユーロを返済する方針を明 らかにした。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE