独コメルツ銀:賞与保証の廃止と長期的視野の報酬、業界全体で導入を

ドイツ2位の銀行、コメルツ銀行 のマーティン・ブレッシング最高経営責任者(CEO)は9日、同行 が報酬制度の見直しを進めていると述べ、他行も賞与の支給保証を廃 止し、長期的視野に基づく報酬に力を入れるよう呼び掛けた。

ブレッシングCEOはフランクフルトでブルームバーグテレビジ ョンとのインタビューに応じ、「銀行業界には一段と優れた報酬モデ ルが必要だ」と述べ、報酬制度は「より長期的視野に立ったものでな ければならない」と付け加えた。

コメルツ銀のほかにも英国のロイヤル・バンク・オブ・スコット ランド・グループ(RBS)などが公的資金で救済された欧州では、 各国政府に対しバンカーらの報酬抑制を求める圧力が高まっている。

ドイツの投資銀行ドレスナー・クラインオートの元従業員72人は 8日、総額約3400万ユーロ(約45億5000万円)の報酬が未払いだ としてコメルツ銀を提訴した。ドレスナー・クラインオートは1月、 コメルツ銀の傘下に入った。

ロンドンで今月5日に開催された世界20カ国・地域(G20)財 務相・中央銀行総裁会議では、報酬に関する国際基準を含む金融サー ビス改革に向けた青写真で合意した。米ピッツバーグで24、25の両 日開かれるG20首脳会合(金融サミット)では、金融機関の「過剰な 短期のリスクテーク」を抑制する方策について具体的な提案が行われ る見通しだ。

ブレッシングCEOは、「賞与の支給保証を廃止する呼び掛けに は賛同する。だが、これは業界全体が受け入れる必要がある」と語っ た。

新たな報酬制度

同CEOがフランクフルトでの銀行関連会議で発言したところに よれば、コメルツ銀は新たな報酬制度の設定に取り組んでおり、管理 職は報酬に占める「高い割合」を株式で受け取ることが含まれている。 株式は長期にわたり保持することを義務付けられる。また、損失を計 上した際には、賞与の返還を求める可能性もあると述べた。

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