ゴールドマンCEOがバンカー報酬制限を支持-過剰リスク抑制に有効

米金融大手ゴールドマン・サック ス・グループのロイド・ブランクフェイン最高経営責任者(CEO) は9日、複数年にわたるバンカーの報酬額をあらかじめ定める雇用契 約を禁止し、一度支払われた報酬の返還要求を可能にする条項を導入 するべきだとの考えを表明した。過度のリスクテークを抑止するのに 役立つと指摘した。

同CEOはフランクフルトで開催の銀行業界会議で、報酬が増え るのに伴い、株式による支払いの割合を「大幅に」高めるべきだと述 べた。上級職のバンカーの報酬は大半を「将来株式に転換できるユニ ット」で支払い、最高幹部には退社まで自社株の大半を保持すること を義務付ける案を示した。

ブランクフェインCEOは「報酬は引き続き論議と怒りを呼んで いる」とした上で、「私の見解では、その多くは理解できるし妥当な ものだ。金融機関が損失を出した年に、けた外れの額の裁量的報酬の 支払いを正当化する根拠はほぼ皆無だ」と語った。

ゴールドマンは2009年1-6月(上期)に報酬・給付準備金と して過去最大の1140億ドルを取り分け、ウォール街の報酬のあり方 への批判をあおった。20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁 らは先週末ロンドンで、長期的業績に基づく報酬基準や返還条項など を盛り込んだ世界的な金融サービス業界規制改革の青写真で合意した。

2007年度には業界の歴史を塗り替える6850万ドルの支払いを受 けたブランクフェインCEOは、昨年のボーナスは受け取らなかった。 ゴールドマンは公的資金を既に返済している。

同CEOはまた、金融市場は「回復の途上」にあり、金融機関は 「完治に向かっている」と述べた。金融危機の最悪期は「もはや眼前 にない」との認識を示した。ゴールドマンの事業については、レバレ ッジを下げリスク資産も減らした結果、「リスクは大きく低下した」 と説明した。

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