金相場:年内に過去最高を更新も、ドル安とインフレ懸念で-調査

ブルームバーグ・ニュースの調査 によれば、18年ぶり高水準前後で推移しているニューヨーク市場の 金先物相場はさらに上昇し、年内に過去最高を更新する可能性が高い とみられている。投資家がドル安とインフレの可能性に備えるヘッジ 手段を模索することが背景。

調査に答えたトレーダーや投資家、アナリスト12人のうち10 人が、金先物相場が2008年3月に付けた最高値の1オンス=

1033.90ドルを超えると予想した。ニューヨーク商業取引所(NY MEX)COMEX部門の金先物12月限は8日、一時今年2月20 日以降で初めて1000ドル台に乗せた。

戦後初の世界同時リセッション(景気後退)対策として、各国・ 地域の中央銀行は利下げし、国際通貨基金(IMF)のデータによれ ば20カ国・地域(G20)政府は総額12兆ドルの景気対策を打ち出 した。主要6通貨に対するドル指数は8日、11カ月余りで最低に落 ち込んだ。

ゴールドコアのマネジングディレクター、マーク・オバーン氏 (ダブリン在勤)は、「極度に緩和的な財政・金融政策がこの先、イ ンフレをもたらす公算が大きい」と指摘。さらに「世界の準備通貨と しての地位への疑問が高まるなかで、ドルは今後数カ月で一段安とな る可能性が高く、金への分散投資が一段と進む要因になるだろう」と 語った。

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