人生の「幸福度」は身長が左右する-プリンストン大学の研究結果

長身は幸福をもたらし、身長 の高い人たちは低い人に比べ、収入と教育の水準も上回る傾向が あるとの研究結果が発表された。

専門誌エコノミクス・アンド・ヒューマン・バイオロジーに 発表された研究結果によると、身長の高い人は、より人生を楽し んでおり苦痛や悲しみがより少ないと報告した。また、長身の男 性は平均身長の人と比べて心配することが少ないが、ストレスや 怒りを感じる傾向が高いと回答した。同研究はプリンストン大学 のアンガス・ディートン氏を中心とした研究者が行った。

今回の結果は、2008年に発表された身長の高い人は低い人 より潜在的な認知能力を完全に満たす傾向が強いとする仮説を支 持するものだ。

研究員は、「認知機能と身体機能は同時に発達するという有 力な証拠がある」と説明し、「認知面での発育不足が成人後の教 育や収入水準を左右し、これが人生の評価や感情面でより低い結 果につながる主な原因だ」としている。

研究では身長の影響を、収入など人生の質に影響を与えるこ とが知られている他の要因と比較した。その結果、身長が1イン チ(約2.54センチメートル)高くなるほど、男性では家計所得 が4.4%、女性では所得が3.8%増加したのに等しい幸福度の向 上が見られた。

より良い人生

研究員は今回の研究結果について、身長と、より良い人生に 関係する収入・教育両面のほぼ完全な正の関連性によって説明で きると結論付けた。研究結果は、電話調査に応じた米国の成人 45万4065人の回答結果に基づいて出された。

回答者の中で最も身長の低い米国人女性の幸福度は6.55(1 -10のスコアで最高は10)と、平均身長(5フィート4インチ =約163センチメートル)を上回る人の6.64を下回った。その 差は男性で若干大きく、平均身長(5フィート10インチ)以上 の人の6.55に対し、回答者の中で最も身長の低かった男性の幸 福度は6.41だった。

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