ユーロ上昇は「限定的」、対ドルで9カ月ぶり高値から-バークレイズ

バークレイズ・キャピタルは、対ド ルで9カ月ぶり高値を8日に付けたユーロ相場について、上昇余地は 限られるとの見方を示した。ユーロ圏の景気回復が弱く、欧州中央銀 行(ECB)による「積極的」な利上げは妨げられるとみるためだ。

同社の為替ストラテジー世界責任者、デービッド・ウー氏(ロン ドン在勤)率いるアナリストらは投資家に対し、ユーロが1ユーロ=

1.52ドルへ向けて上昇する中で、ユーロ需要の減少を見込んだオプ ションの買いを推奨した。オプションの権利が消滅するいわゆるリバ ースノックアウトが1.52ドルで執行される条件付きで、ユーロ購入 の権利行使価格が1.4150ドルの3カ月物オプションを購入すれば利 益が出る可能性があると説明している。

同アナリストらは8日、顧客向けのリポートで「ユーロが1.45 ドルに達したことで、上昇余地は限定的とみている」と述べた上で、 「ユーロ相場の一段の上昇に対し、向かい風はさらに強まる公算が大 きい」と指摘した。

ユーロは8日、1ユーロ=1.4535ドルと、昨年12月18日以来 の高値を付けた。ブルームバーグ・ニュースが集計した金融機関45 社の予想中央値によると、年末のユーロ・ドル相場は1.42ドル。

バークレイズ・キャピタルのアナリストらは「ユーロ圏の2年債 利回りは過去最低水準に近づいている。投資家がECBによる積極的 な利上げを予想するほど景気回復ペースが十分でないことを示唆して いる」との見方を示した。

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