米銀の商業用不動産ローン:デフォルト率は5.4%に上昇へ-調査会社

米調査会社リアル・エステート・エ コノメトリクスによると、米金融機関が保有する商業用不動産ローン のデフォルト(債務不履行)率は2011年に5.4%と、少なくとも1992 年以来の高水準に達する見通しだ。賃貸料の低下に伴い金融機関の損 失拡大が見込まれている。

ホテルやショッピングモール、オフィスビルでの入居率や賃貸収 入の落ち込みを背景に、リアル・エステート・エコノメトリクスは09 年から11年のデフォルト率予想を引き上げた。09年は4.2%、10 年は5.3%にそれぞれ上昇し、11年は5.4%とピークに達すると予想。 従来はそれぞれ4.1%、5.2%、5.3%を見込んでいた。

リアル・エステート・エコノメトリクスの社長兼チーフエコノミ スト、サム・チャンダン氏は発表文で「デフォルト率の上昇は、多く のローンが延滞から不良債権の分類に移ったことを反映している」と 指摘した。不良債権に分類されたローンは、全額回収を期待できない ことを意味する。

同社によると、返済が90日以上遅れているローンのデフォルト 率は4-6月(第2四半期)に2.88%と、前年同期の1.18%から上 昇した。延滞は返済の遅れが30-89日以内のものを指す。

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