外断熱マンション期待で明豊エンタ株連騰、民主のガス削減方針反応

マンションデベロッパーの明豊 エンタープライズ株が一時前日比22%高の368円と6連騰、年初来 高値を更新した。民主党の鳩山由紀夫代表が7日の講演で、温室効果 ガスの削減についてこれまでの政府目標を見直し、2020年までに 1990年比25%削減すると明言して以来、外断熱マンションを展開す る同社を環境関連銘柄に位置付ける動きが活発化している。

明豊エンタ株は、きょう高値までの6連騰中に2.1倍となって おり、特に鳩山氏講演があった7日以降の上昇は急で、3営業日でほ ぼ2倍。昨日には売買高が124万株と、1月27日以来の高水準に達 した。9月月初から前日までのジャスダック市場882銘柄の騰落率 状況を見ると、上昇率62%で4位。ジャスダック指数の1.8%安を 大きく上回る。

東海東京調査センターの細井克己シニアアナリストは、民主党の 温室効果ガス削減目標表明などで、「直近は環境関連株の動きが良い。 マンション業界は在庫を抱えるなど苦戦しているが、明豊エンタの場 合は、外熱材の技術を活用できる環境銘柄の一環として買われてい る」と指摘した。

民主党の鳩山代表は7日、都内で講演し、日本の温室効果ガス 削減目標について「温室効果ガスは2020年までに1990年比25%削 減を目指す」と述べた。キャップ・アンド・トレード方式による「実 効ある国内排出量取引市場」の創設や、地球温暖化対策税の導入検討 も打ち出している。足元の日本株市場では、民主党の温暖化ガス削減 表明などで環境関連株への期待が急速に盛り上がっている。

明豊エンタ経営企画室の伊豆倉宗明氏は、マンションでは「大 気に触れる外側に断熱材を使用し、内側は気温の変化が少ない。基本 的に夏場暑くても、冷房を使う必要がなくなる。冷房の使用が少なく なると、温暖化ガスの排出量も少なく環境に良い」と説明。また、早 稲田大学と共同で、「どれくらいCO2削減できるか研究にも取り組 んでいる」と話していた。

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