CSKHD株続落、資本増強も1株利益希薄化懸念が優勢

情報サービス大手のCSKホールデ ィングス株が続落し、一時1カ月半ぶりの安値水準まで下げた。優先株 や新株予約権の発行などによる資本増強策を発表、財務安定化につなが る面はあるものの、将来の発行済み株式増加による1株利益の希薄化懸 念が優勢になった。

また、不動産証券化事業からの撤退に伴う特損計上で、2010年3 月期の純損益予想を540億円の赤字(従来予想は11億円の黒字)に下 方修正したことも嫌気されている。この日の安値、前日比8.6%安の 383円は7月22日(安値372円)以来の水準。

大和証券SMBCの西村由美シニア・エクイティ・マーケットアナ リストは、「債務超過に陥ったため、資本積み増しのために優先株の発 行などは致し方ない。ただ、短期的にはどうしても将来的な1株価値の 希薄化や株式需給の悪化に投資家の目がいってしまう」と話した。

CSKHDは8日、住友商事系列のACAインベストメンツを引受 先とする優先株の発行や債務の株式化などによる最大525億円の資本 増強策を発表した。経営悪化の原因となった不動産証券化事業からの撤 退に伴い300億円の債務超過に陥る見通しとなったため、取引銀行な どからの支援を受けて再建を目指す。

大和SMBCの西村氏は、「不採算事業を切り離すことにより、利 益の出やすい体質になるとの期待もあり、下値では買い向かう動きもあ る」と指摘。実際、CSKHD株は朝方の売り一巡後、1.4%安の413 円まで買い戻されている。

--取材協力:小笹 俊一 Editor:Shintaro Inkyo、Makiko Asai

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