加バリック:金ヘッジ取引解消に向け5200億円計上へ-上昇見込む

産金最大手、カナダのバリック・ ゴールドは8日、固定価格での金販売契約の解消に向け発生する費用 として、7-9月(第3四半期)に56億ドル(約5200億円)を計 上する計画を発表した。同社は金相場の上昇を見込んでいる。

バリックの発表文によると、7日時点の同社の金販売契約量は 950万オンスに上り、時価会計処理により発生する損失は56億ドル となる。同社は、費用の一部に充てるため1株当たり36.95ドルで 8120万株を売却し、30億ドルを調達することで合意した。

バリックは文書で、「金相場についてはプラスの見方を強めてい る」としている。ドル相場の下落とインフレ懸念の高まりにより金の 投資需要が拡大し、金相場はこの日、2008年3月以来の高値に上昇 し、1オンス当たり1000ドルを突破した。

ヴァン・アーバー・アセット・マネジメント(バンクーバー)で 1900万ドル相当の運用を手掛けるアンドルー・C・パーキンソン氏 はこの日の電話インタビューで、「ドル相場が今後軟化すると考える なら、この動きはバリックにとって非常に意味がある」と指摘。「す べてのヘッジ取引を解消するということは、強固に一方向の立場をと るということだ」と語った。

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