NY州司法当局:BOA、秘匿権行使やめなければ訴追も-メリル問題

米ニューヨーク州司法当局は米銀 バンク・オブ・アメリカ(BOA)の弁護士にあてた8日付の書簡で、 BOAが弁護士と依頼者間の秘匿特権を引き続き行使し、メリルリン チ買収をめぐる事情聴取への回答を避ける場合、BOAと一部の幹部 が訴追される恐れがあると警告した。

クオモ司法長官のオフィスは、BOAのルイス・リーマン弁護士 にあてた書簡で、「BOAによる秘匿特権の見境ない行使が、その必 要があればどんな罪で訴追するかや、個々の幹部を起訴すべきかどう かについて、司法当局が十分な情報を得た上で公正な判断を下す能力 を妨げている」と指摘。BOAが、法律上の助言の内容開示を拒否し ながら、このような抗弁に頼ることはできないと述べた。

書簡によると、BOAの幹部は昨年10-12月(第4四半期)に少 なくとも4回、「非公開の重要な情報」を株主に開示しなかった。B OAは秘匿特権を盾に元法律顧問のティモシー・マヨプロス氏とジョ ー・プライス最高財務責任者(CFO)が質問に回答するのを妨げた。

BOAの株主総会は昨年12月5日にメリルリンチ買収を承認。ケ ネス・ルイス最高経営責任者(CEO)とプライスCFOはその後月 内にメリルの損失拡大のため買収を撤回する可能性があると監督当局 に伝えた。これを受けて、当局はBOAに対し、今年1月1日に買収 を完了するよう圧力をかけた。

マヨプロス氏は、BOAが買収を撤回する法的根拠があるかどう かについて、プライスCFOと別の上級幹部に12月1日に助言したと 調査官に語った。書簡は「BOAがこの協議に関する重要な質問に同 氏が回答するのをやめさせた」としている。

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