ゴールドマンなどに助言料84億円も-クラフトがキャドバリー買収なら

世界2位の食品会社、米クラフト・ フーズが英製菓会社キャドバリーに提示した敵対的買収案が実現した 場合、ブルース・ワッサースタイン氏率いる米ラザードや米ゴールド マン・サックス・グループなど助言業務を手掛ける金融機関は合計で 9100万ドル(約84億円)の助言料を得る可能性がある。

調査会社フリーマンの試算によれば、クラフトは顧問に起用した ラザードとセンタービュー・パートナーズ、シティグループ、ドイツ 銀行に約4200万ドルを支払う。アナリストらによると、キャドバリー はゴールドマンとUBS、モルガン・スタンレーに約4900万ドルを支 払うとみられる。

クラフトによるキャドバリー買収の規模は98億ポンド(約1兆 4900億円)に上るとみられ、国境を越えた企業買収としては今年最大 となる。ブルームバーグ・データによると、8月に発表された欧州の 企業買収の総額は210億ドル。今年は企業買収のペースが47%落ち込 んでおり、投資銀行の助言料も減っている。

クラフトは7日、キャドバリーに買収案を提示したが拒否された ことを明らかにするとともに、今後も同社買収計画を追求する方針を 示した。

フリーマンの試算には買収資金調達に関連した手数料は含まれて いない。事情に詳しい複数の関係者によると、シティグループとドイ ツ銀行は、クラフトの買収提案に関連し約80億ドルの借り入れによる 資金調達の取りまとめを進めているという。一方、キャドバリーが支 払う助言料は過去2年間の消費関連業界のM&Aで支払われた助言料 と同水準だという。

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