塩野義製薬:来年の「ペラミビル」発売も-新しい抗インフルエンザ薬

塩野義製薬は同社の抗インフルエ ンザウイルス薬「ペラミビル」が年間約50億円の国内売上高をもた らすとの見通しを示した。新型を含むインフルエンザに感染し重症化 した患者の治療向けに、病院からの需要が見込まれるためという。

塩野義製薬の澤田拓子・医薬開発本部長は8日、ブルームバーグ とのインタビューで、同社はペラミビルの販売承認を得るため、11 月にデータを厚生労働省に提出する予定であり、早ければ来年10月 からの販売を見込んでいると語った。

第3相試験をすでに終えているペラミビルは、承認されれば、 ロシュ・ホールディングの「タミフル」やグラクソ・スミスクライン の「リレンザ」などの抗ウイルス薬と競合することになる。澤田本部 長によると、ペラミビルは血流に直接投与することで、迅速に効果を 発揮するという。

澤田本部長は、同社の本社がある大阪でのインタビューで、イン フルエンザで重症化しやすい患者向けの静脈内投与の薬は需要がある と指摘。「重症化しやすい方や、薬剤を確実にウイルスのところに届 けなければいけないという状態の方にいい薬剤だ」と語った。

塩野義製薬は、日本でペラミビルを開発・販売する権利を取得す るため、米バイオクリスト・ファーマシューティカルズ(アラバマ州 バーミングハム)に最大3500万ドル(約32億3100万円)を支払う 内容のライセンス契約を2007年3月に結んだ。

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