ECBウェーバー氏:インフレは抑制される、景気回復の足取り重く

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、ウェーバー独連銀総裁は8日、ユーロ圏のリセッション (景気後退)からの回復が鈍い中、価格上昇圧力は引き続き抑制され るとの見方を示した。

同総裁はフランクフルトで講演し、市中銀行に大量の資金を供 給するECBの政策がインフレリスクを煽るリスクは小さいとし、価 格に上昇圧力が掛かるほど経済成長ペースが加速するにはまだ時間が かかるとの見方を示した。また、「インフレに対する懸念は理解でき るが、根拠のないものだ」と述べた。

ECBは3日、政策金利を過去最低の1%に据え置き、市中銀 行に対する無制限の資金供給を最長12カ月間、継続することを決定 した。失業率が上昇する中、時期尚早に景気刺激策を解除し、金融 引き締め政策に移行すれば、景気回復の芽が摘み取られる恐れがある ことをECBは引き続き警戒している。

ウェーバー総裁は、景気回復には「時間がかかり」、現在の金利 は「適正水準」にあるとの見解を示した。また、景気刺激策の解除は 「時期尚早」としながらも、「時宜にかなった撤退」が不可欠だと述 べた。

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