金現物相場も1オンス=1000ドル突破-ドル下落で

金先物相場が8日、約半年ぶりに1 オンス当たり1000ドルを突破した。ドル相場の軟化とインフレ加速懸 念を背景に金の投資需要が拡大したことが要因。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場12月限は、1004.70ドルを付け、年初来の上昇率は約14%となっ た。金現物相場は1002.73ドルに上昇。年間ベースでは9年連続の上 昇となる可能性がある。

第2次世界大戦以降で最悪のリセッション(景気後退)に対処す るため、各国政府当局は利下げを実施するとともに支出を拡大してい る。これを受け、インフレや通貨下落の可能性に対するヘッジ手段と して金の投資需要が拡大している。ドル指数は年初来で4.2%低下し ている。金相場は通常、ドルと反対の値動きを示す。

KEBフューチャーズのトレーディング担当責任者、ウォン・イ ルドゥー氏は8日、ソウルからのインタビューで「投資家にとってド ル相場の下落とインフレの高進に対する有効なヘッジ手段の選択肢は あまり多くない」と指摘。「中国やインドの現物需要によって上昇に勢 いが加われば年末までに金相場は1100ドルに上昇するだろう」との見 方を示した。

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