アジア最初の利上げはインドと韓国、インドネシアか-米ゴールドマン

米ゴールドマン・サックス・グルー プは8日、アジア経済が回復の兆しを示していることから、インドと 韓国、インドネシアが来年早々にも利上げを開始するとの見方を示し た。

同社のアジア太平洋担当チーフエコノミスト、マイケル・ブキャ ナン氏らは顧客向けリポートで「指標は、アジア全域での予想を上回 るペースの景気改善を示している」と指摘。「同地域のすべての中央銀 行は利下げ局面を終了しており、来年にかけて『出口戦略』を検討し 始める可能性がある」との見方を示した。

アジア経済は、1930年代以降最悪の世界的なリセッション(景 気後退)から脱却しつつある。そのため、同地域の政策担当者は、利 上げの必要性を示唆し始めている。ロンドンでの20カ国・地域(G 20)財務相・中央銀行総裁会議は5日、過去最低水準の政策金利と総 額2兆ドルを上回る景気刺激策を解除するのは時期尚早だとした。

ブキャナン氏は、インド準備銀行(中央銀行)が2010年1-3 月(第1四半期)に利上げ局面入りし、同年内に政策金利を300ベー シスポイント(1ベーシスポイント=0.01%)引き上げると見込んで いる。インドの経済成長率は今年度(09年4月-10年3月)が5.8%、 来年度は7.8%をそれぞれ予想した。

韓国銀行(中央銀行)については、来年の利上げ幅を合計75bp に抑えるとゴールドマンは予想。まず3月に政策金利を引き上げてか ら、7-12月(下期)に2回利上げすると見込んでいる。

また、東南アジアで最初に利上げするのはインドネシア中央銀行 だとみて、ゴールドマンは同中銀が来年第1四半期までに政策金利を 50bp引き上げると予想している。

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