銀行株が安い、G20受け「資本増強や資産圧縮」必要との見方

みずほ、三井住友、三菱UFJの大 手銀行グループの株価が安い。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行 総裁会議などでの自己資本規制強化の方針を受け、自己資本増強や資産 圧縮を迫られるとの見方が浮上している。

8日終値は、みずほが前日比6円(2.9%)安の204円、三井住友が 80円(2.1%)安の3710円、三菱UFJが10円(1.8%)安の543円と 総じて下落。ただ、下げ渋って取引を終了した。大手行の株は売買代金 で上位を占め、TOPIX銀行株指数も騰落ランキングで下落率1位と 相場全体の重しとなった。

5日のG20会合では、大手金融機関に「自己資本の量と質の向上」 を求めていくことで合意。また、国際決済銀行(BIS)加盟27カ国・ 地域の中央銀行で構成するバーゼル・グループも6日、銀行の自己資本 規制強化の方針を確認した。

UBS証券の大槻奈那シニアアナリストは、「メガバンクの資本の 余裕度は欧米主要行に比べて総じて少ないもよう」と指摘。今後の規制 の議論の行方次第では「新株発行を含めた資本増強や資産の圧縮を迫ら れる可能性が高まる」とみる。「規制次第で不透明な部分が多く、銀行 株を買うのは難しい」としている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE