JT株2カ月ぶり高値、増税リスク考慮でも株価割安-GS証格上げ

JT株が一時前日比4.1%高の 29万3600円と、2カ月ぶりの高値を更新。たばこ増税リスクを織 り込んでも株価は割安とし、ゴールドマン・サックス証券は8日付で 投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げた。最近の株価の上昇率 が業界平均などを下回っていただけに、見直しの動きが広がった。

ゴールドマン証の田中克典アナリストはリポートで、2012年3 月期にたばこ税の大幅増税が実施されるとの前提での想定される最悪 ケース(たばこ販売価格600円)ではJTの販売数量は半減し、販 売価格に占めるJTの手取りは21.2%になると試算。その際の妥当 株価でも、13.5%の上昇余地があると指摘した。

前日時点の過去3カ月の株価パフォーマンスはプラス4.4%。こ れに対し、TOPIXの食料品指数はプラス12%。民主党政権下で のたばこの大幅増税リスクを懸念して株価はアンダーパフォームした が、「増税論議の詳細が明らかになるにつれて、同社を取り巻く不確 実性は減少していく」と田中氏は予想している。

民主党は政策集「INDEX2009」で、「酒税・たばこ税は国 民の健康確保を目的とする税に改めるべきであり、その際には国民に 分かりやすい仕組みにすることが必要」と明記。現行のたばこ事業法 を廃止した上で、国際約束として求められている喫煙率を下げるため の価格政策の一環として税を位置付ける、としている。

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