ダーリング英財務相、国防などでの歳出削減示唆へ-低所得層には配慮

ダーリング英財務相は国防契約や道 路建設などでの歳出削減を示唆するとともに、財政赤字削減に際して の「公平性」の実施を表明する方針だ。

ダーリング財務相は8日の講演で、「広範な財政支出削減を正当化 するために今回の危機を利用してきている人たちがいる」とした上で、 「われわれは厳しい決断を下すことにひるむことはないが、公平性と 責任感という中核的な価値観に常に導かれることになる」と述べる。 ロンドンにある同相のオフィスが講演向け原稿を公表した。

同相の発言は、デービッド・キャメロン党首率いる保守党を全面 的な財政支出削減を実施する党と位置付ける新たな戦略を示すものだ。 一方、労働党は低所得層に影響がない分野に絞って支出を削減する方 針で、国防やインフラ事業が予算縮小の対象になるもようだ。

世論調査で保守党に後れを取っているブラウン首相は、財政抑制 の必要性を認めないとの批判が相次いでいることを踏まえ、財政支出 に関する自身の主張を見直さざるを得なくなっている。同首相は週末、 今後数年間の財政支出について「厳しい選択」を迫られると警告して いる。

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