【個別銘柄】銀行、CSK、大和証、半導体、宇部興、資源、明豊エン

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9日の日本株相場における材料銘柄 の終値は以下の通り。

銀行株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日比

3.0%安の527円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が2.7%安の 3610円。オバマ米大統領は8日、20カ国・地域(G20)首脳会議に参 加する各国首脳への歓迎声明で、「危機が再び起きるのを阻止するため のルールを整備しながら、持続的な成長に向けて協力する責任がある」 とし、銀行規制強化への懸念を助長した。JPモルガン証券は、三菱U FJと三井住友Fの投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引 き下げた。「アンダーウエート」に下げた横浜銀行(8332)は2.6%安 の479円。

輸出関連株:キヤノン(7751)が2.8%安の3490円、ソニー (6758)が2.2%安の2425円。金先物など海外商品相場の上昇を背景 にドル買いの動きが後退、東京外国為替市場では1ドル=92円30銭近 辺での取引が続いた。前日の東京株式市場の終了時点は92円77銭だっ たため、若干の円高・ドル安となり、海外収益の目減りが懸念された。

CSKホールディングス(9737):7.6%安の387円。一時383円と1 カ月半ぶりの安値水準に沈んだ。8日に債務株式化などで最大525億円 の資本増強策を発表したものの、不動産証券化事業からの撤退に伴い 300億円の債務超過に陥るとしたことが嫌気された。住商情報システム (9719)と業務提携協議を開始する。

宇部興産(4208):4.0%安の264円。ナイロンの原料であるカプロラ クタムの市況ピークアウト感が強まっているうえ、新薬に対する競合懸 念などで売りが膨らんだ。UBS証券は8日付で、同社株の投資判断を 「買い」から「中立」に1段階引き下げた。新しい目標株価は290円。

大和証券グループ本社(8601):1.7%安の529円。米格付け会社ムー ディーズは8日、傘下の大和証券SMBCの業績低迷を理由に、長期格 付けを1段階引き下げた。三井住友フィナンシャルグループとの合弁解 消による追加的な引き下げも示唆され、売りが優勢となった。

綜合警備保障(2331):3.6%安の1065円。クレディ・スイス証券は 8日付で、同社株の投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に 1段階引き下げた。目標株価は930円で据え置き。担当アナリストの西 山雄二氏は「2010年3月期業績は会社計画を上回る可能性があるもの の、足元の株価は割高」と分析。

資源関連:住友金属鉱山(5713)が0.7%高の1517円、国際石油開発 帝石(1605)が3.9%高の77万円。世界的な景気回復に伴う需要増加期待 などから、国際的指標のニューヨーク原油相場は約1カ月ぶりの上げ幅 を記録、金相場も一時1オンス=1000ドルを突破と、商品市況の上昇 が顕著で、収益押し上げ効果を見込む買いが優勢になった。

レナウン(3606):14%高の202円。英老舗ブランドアクアスキュ ータムグループの全株式とブランド(商標権)を売却すると8日午前に 発表。8日は大きく動かなかったが、課題だった不採算事業整理に乗り 出してきたとして買いが先行した。出来高は前日比31倍の594万株。

SUMCO(3436):4.6%高の2185円。一時2220円と、年初来高値 を更新した。会社側が300ミリウエハーの値上げに意欲を示し、来期 (2011年1月期)の業績改善期待が継続した。大和証券SMBCは8 日付で、投資判断を「4(アンダーパフォーム)」から「3(中立)」 へ引き上げ。竹内忍アナリストは、300ミリウエハーについて「生産能 力シェアの3分の2を占める信越化学工業と同社が値上げで足並みをそ ろえたことで価格は下げ止まり、反転・値戻しへ局面転換したと考えら れる」とした。

エルピーダメモリ(6665):4.2%高の1276円。ゴールドマン・サッ クス証券の松橋郁夫アナリストは8日付のリポートで、「株価下落によ り、増資による希薄化の影響はほぼ織り込まれた」との認識を示唆、今 後は、半導体市況の動きをより反映した株価形成になると予想した。

ゴールドクレスト(8871):5.4%高の3020円。一時14%高の3270 円と、1年4カ月ぶりの高値を更新した。SBI証券投資調査部の鈴木 英之部長は、「同業のタカラレーベンが7日に業績予想の上方修正をし たことから、ゴールドクレストにも上方修正期待が出ている。チャート で見ても、持ち合い離れの形で買いが買いを呼ぶ展開」と指摘。

明豊エンタープライズ(8927):24%高の373円と6連騰、年初来 高値を更新した。民主党の鳩山由紀夫代表が7日の講演で、温室効果ガ スの削減についてこれまでの政府目標を見直し、2020年までに1990年 比25%削減すると明言して以来、外断熱マンションを展開する同社を 環境関連銘柄に位置付ける動きが活発化している。

MARUWA(5344) :9.2%高の2380円。一時2450円と、2007年 6月25日以来の高水準に値を戻した。電気絶縁性の高い窒化アルミニ ウム基板の用途研究を続けた結果、LED(発光ダイオード)やハイブ リッド車用パワーモジュールなどの新分野に応用展開、将来性が期待さ れている。株価純資産倍率(PBR)が1倍前後と割高感が乏しいこと も支援要因。

トヨタ自動車(7203):1.8%安の3800円。9日付の日本経済新聞朝 刊によると、同社の豊田章男社長は8日、記者団に対し、「各国の新車 買い替え補助制度で需要は盛り上がっているが、本格回復とは言い難 い」と述べ、生産ライン休止など過剰能力の解消を急ぐ考えを明らかに した。

丸善(8236):2.9%安の102円。6カ月累計(2-7月)の連結純損 益は3億5200万円の赤字となった。前年同期は4700万円の黒字。世界 的な金融危機に端を発する消費低迷や大学設備工事関連での大型案件の 減少で、売上高が落ち込んだ。

アスカネット(2438):5.4%高の4万8800円。一時5万300円ま で買われ、8月13日以来の高値を付けた。新規顧客の獲得により遺影 写真などのデジタル加工サービスが堅調に推移、動画を用いた葬儀演出 ツールも順調に拡大し、第1四半期(5-7月)の単独当期利益は前年 同期比7%増の8400万円となった。据え置かれた通期計画(3億2700 万円)に対する進ちょく率は25.7%。

河西工業(7256):4.5%高の231円。保有資産の効率化などを図るた め上場有価証券を売却、1億6600万円の売却益を得た。通期業績予想 に織り込んでいないといい、修正の必要がある場合にはあらためて公表 するとした。

エプコ (2311):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)に相当す る20%高の18万円。なお47株の買い注文を残した。住設建材や情報 機器で大手のパナソニック電工(6991)と資本業務提携する。提携がリ フォームの受注拡大につながると期待され、買いが膨らんだ。パナ電工 は1.1%安の1067円。

プレシジョン・システム・サイエンス(7707):3.7%高の17万2300 円。米ユタ州が本拠のARUPラボラトリーズと提携、米国の診断市場 に参入する。ARUPはユタ大学と同大病理学部に属する臨床・解剖病 理学検査センターで、PSSの主力装置「Magtration (マグトレーショ ン)」や関連試薬を使用する予定。

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