世界の年金基金:昨年は運用資産約140兆円失う、金融危機で-調査

世界の300の大手年金基金は昨年、 金融危機の影響による資産価値の低下に伴い、運用資産1兆5000億 ドル(約140兆円)を失った。コンサルティング会社ワトソン・ワイ アットとペンションズ・アンド・インベストメンツ紙が7日公表した 調査リポートで分かった。

リポートによれば、資産の目減りは13%に相当し、年金基金の運 用資産は2008年末時点で10兆4000億ドルとなった。

世界的信用危機と昨年9月の米リーマン・ブラザーズ・ホールデ ィングスの破たんに続くこれまでにない一連の銀行救済の余波を反映 し、株式指標のMSCI世界指数は3月9日に14年ぶり安値を付け た。以来、同指数は回復しており、安値から半分以上値を戻した。

ワトソン・ワイアットの投資コンサルティング担当世界責任者、 カール・ヘス氏はリポートで、「世界の大手年金基金は経済危機の影響 を免れず、何年分も後退した」と指摘。「今後はリスク管理にさらに軸 足を置き、ガバナンス(企業統治)の慣行を見直していくだろう」と の見方を示した。

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