ECB総裁:当局者は世界のリセッション脱却の兆候を認識

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は7日、主要中央銀行総裁らとの会議後の会見で、当局者らは 世界経済がリセッション(景気後退)から脱却しつつある兆候を認識 していると述べた。

トリシェ総裁はスイス・バーゼルの国際決済銀行(BIS)で記 者会見し、最新の指標は当局者らの予想よりも良好で、安定化は「世 界的なレベルで確認されたようだ」と語った。一方で、「平坦ではな い道が今後に待ち構えている可能性を排除することはできず、当然の ことながら、油断を怠らないことが引き続き必須だ」とも述べた。

経済協力開発機構(OECD)は3日、G7を構成する先進7カ 国全体の今年の成長率見通しをマイナス3.7%とし、6月時点の予想 である4.1%のマイナス成長から引き上げた。

同総裁は、「多くの予想が若干上方修正され、景気が歯止めのな い悪化の局面からは恐らく、総じて脱却したことを裏付けている」と 指摘。一方で、「慎重と警戒を維持する必要がある」と付け加えた。

トリシェ総裁は、中央銀行総裁会議の議長を務めた。同会議には 日本銀行の白川方明総裁や、中国人民銀行の周小川総裁などが出席し た。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE