OPEC総会:生産目標据え置きへ、75ドル達成で-景気にも配慮

【記者:Grant Smith and Ayesha Daya】

9月7日(ブルームバーグ):石油輸出国機構(OPEC)は9日、 ウィーンの本部で定例総会を開く。昨年12月に5年ぶりの安値まで急 落した原油価格は、年初来53%反発している。石油相らはこれを成功 ととらえ、生産目標の据え置きで合意する公算が大きい。

過去最大規模の日量420万バレルの減産を昨年実施したOPEC だが、バスコンセロス議長は先週、これ以上の減産は世界的な景気回 復を危険にさらしかねないと警告。原油価格は8月25日、最大産油国 サウジアラビアのアブドラ国王が、消費国と生産国双方にとって適正 価格だと指摘する1バレル=75ドルまで上昇した。

LCMコモディティーズの経済調査責任者、エドワード・モース 氏は「OPEC諸国は1月時点では期待できなかった価格に満足する だろう」と指摘。「現段階で減産の深化ないし拡大を真剣に検討するつ もりはない。OPECは市場から大量の原油を取り去ったが、それが 市場の需給の不均衡を解消しようとしている」と話す。

クウェートとリビア、カタール、イラクの各国石油相も過去3週 間、バスコンセロス議長と同様の趣旨の発言を行い、現行の生産目標 を支持する考えを示した。ブルームバーグが調査した26人のアナリス ト全員が4日前の時点で、OPECが9日の総会で生産目標を日量 2484万5000バレルに据え置くと予想した。OPECの原油供給は世 界全体の約40%を占める。

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