鉄鋼株が高い、中国鋼材市況の下げ止まり期待-調整は短期との見方

新日本製鉄など鉄鋼株が上昇。 中国の生産が回復傾向を示しており、日本の高炉メーカーの主要な輸 出品である鋼板類の市況下げ止まり期待が高まっている。

新日鉄の株価は一時前週末比2.9%高の354円、JFEホール ディングスは3.8%高の3270円まであった。東証1部業種別33指 数の鉄鋼指数は2.6%高まであり、午後1時17分時点で上昇率2位。

中国では、先週1日に発表された8月の製造業購買担当者指数 (PMI)が1年4カ月ぶりの高水準となるなど、生産活動は足元で 改善傾向が強まっている。

野村証券の松本裕司アナリストは7日付リポートで、「8月上旬 から下落してきた中国の鋼材市況は、9月1週も若干下落した」とし ながら、「品種によって下落幅に差が出ている。鋼板類に市況底入れ の兆しが出てきた点は注目される」と指摘。PMIが改善して鋼材以 外の素材では市況下落はあまり見られず、短期間で調整は終了すると 予想した。

一方、5日付の日本経済新聞朝刊は、経済産業省が7-9月の国 内粗鋼生産量の見通しを2177万トンから2307万トンへ上方修正し たと報じた。経産省・製造産業局鉄鋼課の高橋一幸氏によると、「上 方修正は7月30日にとりまとめたもの」という。

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