NPC株が大幅続落、太陽電池製造装置の受注が低迷-今期減益警戒

太陽電池製造装置メーカーのエ ヌ・ピー・シーの株価が大幅続落。欧州の太陽電池市場の成長が一巡 し、太陽電池製造装置の需要が冷え込んでいる。今期(2010年8月 期)は2割程度の営業減益になるとの一部報道も出て、失望売りが広 がった。

株価は一時、前週末比11%安の2255円まで下落し、7月14日 以来、約2カ月ぶりの低水準に沈んだ。取引時間中の下落率が11% を超えたのは、08年10月27日以来のこと。

5日付の日本経済新聞朝刊によると、NPCの今期連結営業利益 は前期推定比2割減の20億円強となる見込み。09年8月末の太陽 電池製造装置の受注残高が前の期末比3割減の75億円前後にとどま っているため、売上高は同3%増の150億円前後になるという。

同報道について、NPCは7日午前8時30分に「当社が正式に 発表したものではない」とのニュースリリースを発表、10月14日 に業績見通しを公表するとした。

いちよし経済研究所の大澤充周シニアアナリストは、「会社側は 控え目な今期業績予想を出すとみていたため、報道に特段違和感はな い。外部環境についてNPCはそんなに悲観的には見てはいないはず だ」と話す。

大澤氏は、世界の太陽電池パネル市場が踊り場を迎えている理由 について、「スペインが独り相撲をとった可能性が強い」と指摘、 07-08年にスペインで太陽光発電施設が大量に設置された結果、欧 州太陽電池市場はここ数年で急成長を遂げた。「スペインを除いた欧 州で見ると市場は堅調に伸びており、イタリアやベルギーの伸びも目 立つ」という。このため大澤氏は「2011年以降の太陽電池製造装置 の伸びに焦点を当てるべき」としていた。

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