英製造業の縮小ペース緩和へ、力強い回復は見込めず-EEF調査

【記者:Svenja O’Donnell】

9月7日(ブルームバーグ):英機械経営者連盟(EEF)の調査 によると、英経済がリセッション(景気後退)から回復するなか、英 製造業生産の今年10-12月(第4四半期)の縮小ペースはこの1年余 りで最小になる見通しだ。

EEFが英コンサルティング会社BDOストイ・ヘイワードと共 同で実施した調査によれば、ある英製造業生産指数は今年7-9月(第 3四半期)のマイナス25から10-12月にはマイナス2へと改善する 見込み。

EEFのチーフエコノミスト、スティーブ・ラドリー氏はロンド ンで記者団に対し、「過去3カ月間に状況は安定化したようだが、力強 い回復を示唆する兆候は見られないと思う」と説明。「景況感は回復し ていない」と指摘した。

イングランド銀行(英中央銀行)は先月開いた金融政策委員会(M PC)で、資産買い取りの規模を500億ポンド(約7兆6400億円)拡 大することを決定。英経済はこの30年で最悪のリセッションから脱却 しつつある兆しが見られている。EEFは、製造業の回復は他の分野 よりも遅れると予想している。

BDOストイ・ヘイワードは企業を調査した別のリポートで、英 中銀は恐らく来年10-12月(四半期)まで政策金利を0.5%に据え置 くとの見通しを示した。同調査は、合わせて約500万人の従業員を抱 える1万1000社から回答を得た。

EEF調査によれば、来年の英経済はプラス0.6%成長となり、 製造業生産は0.5%拡大する見通し。

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