ジャンク債は騰勢失う見込み、供給拡大で-バンク・オブ・アメリカ

米バンク・オブ・アメリカ(BO A)メリルリンチは3日付のリポートで、ジャンク(高利回り)債相 場について、これまで上昇の支えだった過剰な現金がなくなり、債券 の供給も増加することから、今後は騰勢を失うとの見通しを示した。

オレグ・メレンティエフ、マイク・チョー両氏はリポートで、過 去1年間は、資金流入や償還、利払い、デフォルト(債務不履行)が ジャンク債市場に計1150億ドルの過剰な現金をもたらしたと指摘。 その上で、今後1年間は、既発債の借り換え分を除く新発債の発行増 加や、ジャンク級に格下げされた企業の起債により、供給が需要を170 億ドル上回るとの見通しを示した。

両氏は、ジャンク債について「今年の流通市場における目覚まし い上昇に、衰えの兆しが見られ始めている」と指摘。「この変化が本物 なら、高利回り債とレバレッジドローン市場は相場上昇の大きな支え を失うことになる」との見方を示した。

投資家の間でリセッション(景気後退)や金融危機は最悪期を脱 したとの見方が強まり、リスク許容度が高まるなか、3月9日以降の 高利回り債のリターンは過去最高の44%に達している。

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