石井表記株ストップ安、初の営業赤字-太陽電池生産調整中

プリント基板製造装置やパチンコな どアミューズメント機器用部品を手掛ける石井表記株が急落。プリント 基板製造装置や太陽電池ウエハー製造装置の受注が減少している。今期 (2010年1月期)は上場来初の営業赤字となる見通しで、売りが集中 した。

株価は売り気配を切り下げた末、午前9時48分ごろに前週末比 200円(15%)安の1168円ストップ安(制限値幅いっぱいの下げ)で 6万4000株の売買が成立した。その後は1188円まで戻す場面もみら れたが、ストップ安近辺で推移している。

会社側が4日の取引終了後に公表した修正連結業績予想によると、 営業損益は4億6600万円の赤字になる見通しで、前期の29億円の黒 字から大きく悪化する。プリント基板製造装置の受注が減少、パチン コ・パチスロ市場の縮小でアミューズメント機器用の部品類も大きく落 ち込んでいる。前期好調だった太陽電池製造装置事業も生産が縮小した。

同社総務課の瀬尾裕信課長は、「下期も引き続きウエハーの生産が 落ちる見通しで、受注の見込みが立たない」述べた。業績悪化に伴い、 年間配当予想を従来の25円から15円に引き下げた。前期実績は40円。

いちよし経済研究所の大澤充周シニアアナリストは、「業績下振れ はある程度織り込まれていたが、営業赤字は意外。1月決算のため、3 月決算の会社に比べて悪く見える」と指摘した。ただ大澤氏は、各種製 造装置の需要は底を打ち、回復局面に入っていることから、「来期 (2011年1月期)以降は収益も回復するため、今回の下方修正と減配 で大きく株価が下がったところで買いを入れるべき」とも話していた。

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