インドが自動車輸出で中国抜く-スズキや現代自が小型車生産の拠点に

自動車市場の規模では中国の19% にすぎないインドが、自動車輸出では中国に勝っている。

スズキとヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)、日産自 動車は比較的小型の低燃費車の需要が販売奨励策で高まったことか ら、ミニカーと分類される小型車の海外輸出のハブとしてインドを 位置づけている。インドは今年、比較的安い人件費などを追い風に、 自動車輸出で中国を抜いており、タイや韓国に代わるアジアの生産 センターを目指している。

SBIアセット・マネジメントで自動車メーカー株などを含む 約70億ドルの資産を運用するジェイエシュ・シュロフ氏は「世界 的に低燃費のコンパクトカーへのシフトが起きている」と述べ、「こ れはインドにとって極めて大きな可能性をもたらすものであり、イ ンドは小型車分野でリーダーに浮上することが可能だ」と指摘した。

インド最大の乗用車メーカー、マルチ・スズキ・インディアの 今年の輸出は2倍強の7万9860台に達した。R・C・バルガバ会 長によると、同社は3月までの1年間の出荷目標を前年比約86%増 の13万台としている。同社の8月の輸出台数は月間では過去最高 の1万4847台だった。

インド自動車工業会(SIAM)によると、同国のミニカーと ハッチバックの輸出は1-7月に44%増加し20万1138台。バン やスポーツ型多目的車(SUV)、トラックを含む全自動車輸出は 18%増の22万9809台だった。輸出先は100カ国にわたるが、米 国と日本は含まれていない。

一方、中国の政府統計によれば、同国の1-7月の自動車輸出 は60%減の16万4800台。タイで生産された輸出用車両は43%減 の26万3768台だった。韓国の自動車輸出は31%減の112万台だ った。

調査会社インテリジェンス・オートモーティブ・アジアのマネ ジングディレクターのアシュビン・チョータイ氏によると、インド はコンパクトカーが自動車販売の4分の3を占める市場である上、 中国とは異なり、政府がメーカーに現地企業との合弁事業の設立を 義務付けないこともインドに輸出拠点を置くメリットになるという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE