【個別銘柄】輸出、東芝、日製鋼、SUMCO、ノンバンク、東栄住宅

東京株式相場での本日の材料銘柄の 終値は以下の通り。

輸出関連株:キヤノン(7751)が先週末比2.3%高の3550円など 電機や自動車株が高い。米国で前週末に発表された8月雇用統計では、 非農業部門の雇用者数が前月比で21万6000人減少し、純減幅はブルー ムバーグ・ニュース集計のエコノミスト予想中央値(23万人減)を下 回った。為替相場の円高一服も加わり、過度の業績懸念が和らいだ。

東芝(6502):3.4%高の482円と4日ぶり反発。2010年度からデ ジタル家電製品などに組み込む最先端システムLSI(大規模集積回 路)の生産を海外のファウンドリー(半導体受託生産会社)に委託する 方針を固めた。7日付の日本経済新聞朝刊が伝えた。このほか、仏原子 力大手のアレバの送電・配電機器部門「アレバT&D」の買収の入札参 加を検討していることが4日に分かったと共同通信が伝えた。

日本製鋼所(5631):8.2%高の1174円。同社の佐藤育男社長は、 主力の電力・原子力製品について、2013年3月期の売上高が700億円 程度になる見通しを示した。この数字は昨年度実績比で92%増に相当 する。中国での需要増加が業績の押し上げ要因になるという。8月31 日、都内でブルームバーグ・ニュースとのインタビューで答えた。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)が2.9%高の354円となるなど鉄鋼株 が上昇。中国の生産が回復傾向を示しており、日本の高炉メーカーの主 要な輸出品である鋼板類の市況下げ止まり期待が高まった。一方、5日 付の日本経済新聞朝刊は、経済産業省が7-9月の国内粗鋼生産量の見 通しを上方修正したと報じた。同省では「上方修正は7月30日にとり まとめたもの」としている。

SUMCO(3436):5.6%高の2080円と急反発。第2四半期(2 -7月)の連結最終赤字は529億円と、従来予想(500億円の赤字)に 比べ赤字幅が拡大。朝方は一時3.2%安まで売られる場面があった。一 方、野村証券ではウエハー販売価格の是正などから高収益企業への回帰 を織り込む局面を迎えると指摘、投資判断の「買い」を確認するととも に目標株価を2500円へ引き上げており、朝安後はじり高展開に。

東栄住宅(8875):12%高の939円と大幅続伸。一時は942円と値 幅制限いっぱいのストップ高まであった。在庫に占める新規物件の割合 増加と、人件費や建築コストの削減効果から、第2四半期(2-7月) の連結営業利益は前年同期比66%増の3億900万円となった。決算短 信での「継続企業の前提に関する注記」の記載は解消された。

ノンバンク株:プロミス(8574)が8.2%安の749円と急落したほ か、東証1部値下がり率上位にアイフル(8515)、アコム(8572)も入 った。日興シティグループ証券ではプロミスについて、利息返還請求が 増勢にあるほか、来年6月からスタートする総量規制の影響もマイナス になるとし、今期以降の業績予想と目標株価を引き下げた。業績を警戒 した売りが業界全体に広がり、その他金融指数は東証1部業種別下落率 で首位。

アサツー ディ・ケイ(9747):2.2%安の1875円と4日続落。ク レディ・スイス証券では4日、投資判断を「ニュートラル」から「アン ダーパフォーム」へ引き下げた。これまで自社株取得などで株価はサポ ートされていたが、今後はファンダメンタルズを反映した株価形成にな ると予想している。

ピクセラ(6731):ストップ高(80円)となる37%高の298円と 急反発し、東証1部値上がり率1位。イオン向けに、低価格の地上デジ タルチューナーを発売すると発表。10年9月期に約13億円の販売を目 指すとしている。

蛇の目ミシン工業(6445):9.9%高の78円。7日付の日本経済新 聞朝刊は、同社が小型の卓上ロボットなど産業機器の海外販売体制を強 化すると報道。代理店の拡大で、10年度には現状の約4割増の年間 2000台程度の販売を目指すとしている。

宝ホールディングス(2531):4.5%高の652円と5日ぶり反発。 みずほ証券は投資判断を新規「1(強い買い)」に設定した。焼酎とバ イオの両輪経営が輝きを増していると評価し、目標株価770円に設定。

ゼクス(8913):事業再生期待から、午前は14%高の1580円とス トップ高まで買われたが、午後に第三者割当増資と新株予約権発行で 47億円調達すると発表した後は、一転売り注文が先行。結局、先週末 比0.7%高の1390円売り気配で取引を終了。

昭和シェル石油(5002):2%高の973円と続伸。太陽電池事業に ついて午後5時から都内で会見すると午後に発表。会見には、香藤繁常 会長、新井純社長などが出席する。

建設株:大林道路(1896)が5%安の172円となったほか、東亜道 路工業(1882)、熊谷組(1861)、佐田建設(1826)など公共事業に関 連性のある建設株に値下がりが目立つ。民主党政権での主要閣僚人事が 本格化するなか、公共工事削減への警戒が高まった先週末の流れが継続 した。

三菱重工業(7011):1.9%高の371円。5日付の日本経済新聞朝 刊によると、同社は仏アレバに出資する方向で検討に入った。アレバは 巨額の投資負担などで経営が悪化しており、資本提携に踏み込むことで 関係をさらに強化する。

石井表記(6336):14%安の1185円。一時はストップ安となる 200円(15%)安の1168円まで売られた。第2四半期(2-7月)の 連結営業損益は1億1800万円の赤字(前年同期は9億1000万円の黒 字)だった。投資抑制でプリント基板製造装置が落ち込んだほか、世界 的な需要減少で太陽電池ウエハー製造設備も不振だった。通期予想は 10億9500万円の黒字から4億6600万円の赤字へ引き下げた。

タカラバイオ(4974):11%高の24万8700円。みずほ証券は投資 判断を新規に「1(強い買い)」としてカバーを開始した。目標株価は 29万8000円。研究用試薬で中国市場トップシェアにあり、市場拡大の 恩恵に期待するとみている。

クックパッド(2193):ストップ安(4000円)となる13%安の2 万7500円。第1四半期(5-7月)の営業利益は1億7800万円となっ た。通期計画に対する進ちょく率は28%。通期計画は据え置かれた。

ペッパーフードサービス(3053):13%安の6万1900円。チェー ンの一部店舗で病原性大腸菌O157による食中毒が発症した疑いがある と、保健所から情報が寄せられたと5日に発表した。7日は全店で休業 し、徹底した清掃重点の日にした。

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