米財務長官:安定した金融システムに銀行の報酬制限必要

ガイトナー米財務長官は5 日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後 に、G20が金融機関のバランスシート強化と幹部給与の制限に 向けた政策を推し進めるよう求める声明を発表した。

ガイトナー長官は「より強力な資本基準は金融機関の報酬改 革の代替物とはならない」と指摘。「報酬改革がより安定したシ ステム構築の中で必要だ」と訴えた。

また「金融改革という課題をより迅速に」進めることが必要 だと指摘。店頭デリバティブ(金融派生商品)取引に関する指針 作成や、危機に陥った国際的な銀行を段階的に縮小させるための 手続きを策定する「国境を越えた解決のための枠組み」に、G 20が引き続き取り組むよう要請した。

同長官はこのほか、G20当局者が金融機関に対してより厳 しい資本基準を求めており、システム全体に危機を引き起こす可 能性が最も高い金融機関にはさらに厳格な基準を設けるべきだと の認識を示したと説明した。

ガイトナー長官はまた、G20各国の行動により「世界経済 はがけっぷちから引き戻された。金融システムは修復の兆しを示 している。成長が進行中だ」と指摘。

一方で、失業率が「受け入れられないほど高水準」にあるな ど、大きな課題が残っており、「成長と金融の修復のために、持 続的な支援」を続ける必要があると強調した。

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