8月米失業率9.7%-1983年来最高、雇用者21.6万人減

米労働省が4日に発表した8月 の雇用統計によると、家計調査(季節調整済み)に基づく8月の失 業率は9.7%と、1983年6月(10.1%)以来の高水準に上昇し、ブ ルームバーグがまとめたエコノミスト予想(9.5%)も上回った。 前月は9.4%だった。

事業所調査に基づく非農業部門雇用者数は前月比で21万6000 人減少。雇用者数の純減幅はブルームバーグ・ニュース集計のエコ ノミスト予想中央値(23万人減)を下回った。前月は27万6000 人減と速報の24万7000人減から下方修正された。

ガイトナー米財務長官は今週、経済成長押し上げのための政策 を解消するのは時期尚早だと警告していた。

グラスキン・シェフ・アンド・アソシエーツのチーフエコノミ スト、デービッド・ローゼンバーグ氏は「雇用削減のペースは緩や かになってきた。景気はもはや爆発するようなことはない。しかし 国民は今もなお仕事を失っており、失業率は上昇している。消費者 にとっては非常に厳しい環境になるだろう」と述べた。

雇用者数は累計690万人減

米国がリセッション(景気後退)入りした2007年12月からこ れまでに690万人の雇用が失われた。第2次大戦後の景気後退局 面でこれほど雇用が失われたことはない。

正社員を希望しているパート従業員、就業意欲はあるが、現在 は職探しをあきらめた失業者を調整すると、失業率は16.8%と前 月の16.3%から上昇した。

失業率の上昇に加えて、賃金上昇の停滞、住宅価格の下落など を背景に、個人消費の落ち込みが景気回復の腰折れにつながる可能 性がある。

製造業部門では6万3000人の雇用が減少した。前月は4万 3000人減少した。自動車・同部品部門は1万5000人減。

建設部門は6万5000人減(前月7万3000人減)、金融機関は 2万8000人減(前月1万7000人減)だった。銀行や保険会社、 レストランや小売業者を含む広義のサービス業は8万人減と、マイ ナス幅は前月の15万4000人から大きく縮小した。小売りは9600 人減、前月は4万3200人の減少だった。

政府機関の雇用は1万8000人減少(前月は2万8000人減)し た。

労働時間は変わらず

8月の週労働時間は33.1時間で前月と変わらず。製造業部門も 同39.8時間で前月と変わらず。超過勤務時間も前月と同じ2.9時間 だった。

平均週給は617.32ドルと前月の615.33ドルから上昇した。平 均時給では前月比6セント(0.3%)増の18.65ドル。前年同月比で は2.6%増加した。

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