IMF専務理事:「現実的な危険」-景気対策の性急な打ち切りに警告

国際通貨基金(IMF)のストロ スカーン専務理事は、政策当局者による景気対策打ち切りが早過ぎ、 景気回復を危うくする「現実的な危険」があるとの認識を示した。見 解はベルリンでの4日の講演内容に盛り込まれていた。

ストロスカーン理事はこの中で、「回復の脆弱(ぜいじゃく)さ を考えると失速のリスクがある」とし、「緩和的な金融・財政政策か らの早過ぎる撤収が主たる懸念だ」と論じている。

同理事はまた、フランスやドイツの例を挙げて世界経済は悪化期 を「脱しつつあるようだ」とする一方で、回復は「鈍い」可能性があ ると指摘した。金融業界については、「銀行の健全性を回復させる取 り組みが完結せずに終われば」、一段の不安定化のリスクにさらされ るとの見解を示した。

さらに、「目先の高利益に報いる巨額のボーナスや長期的なリス クへの目配りの不足など、大手金融機関の特質だったリスクテーク文 化」にメスを入れるため、政策当局者は「断固とした行動を取らなか ればならない」と訴えた。

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