アジア株:小幅な上昇-投資判断引き下げが金属高の好影響を相殺

4日のアジア株式相場は高安が交 錯し、MSCIアジア太平洋指数は前日比0.1%高となっている。週 間ベースでは過去5週で3週目の下落となりそうだ。アナリストが投 資判断を引き下げたセブン&アイ・ホールディングスと韓国のハイニ ックス半導体が売られ、金属相場高の好影響を相殺した。

セブン&アイは2.3%安。世界2位の半導体メモリーメーカーの ハイニックスは5.7%安だった。一方、中国の産金最大手、紫金礦業 は金相場が一時6カ月ぶり高値を付けたことを手掛かりに上昇。非鉄 金属大手の河南豫光金鉛は10%高だった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時10分現在、前日 比0.1%高の112.62。前週末比では1.1%安。3月9日の安値から の上昇率は60%となっている。日経平均株価は前日比27円53銭 (0.3%)安の1万187円11銭で終了した。

パラダイス・インベストメント・マネジメント(シドニー)で資 産運用に携わるマット・リオーダン氏は、「景気面から見ると事態は 改善しつつあるが、それが既にどの程度株価に織り込まれているかが 大きな問題だ」と指摘。「企業が業績見通しを引き上げなければ、バ リュエーション(株価評価)面から見て、これ以上の上昇は望みにく いように思える」と述べた。

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