マクロミル株1年ぶり高値、新事業の収益貢献を期待-業績上振れも

インターネットを利用した市場調 査会社のマクロミル株が一時、前日比7.5%高の13万7000円と急 反発。2008年7月8日以来、約1年2カ月ぶりの高値水準を回復し た。人員の拡充策が一巡して費用圧縮が見込まれるうえ、新事業の立 ち上がりも順調、今期(2010年6月期)業績は会社側計画を上回る との期待が強まっている。

いちよし経済研究所の大河原翔アナリストは、最近の株価上昇の 背景を「創業者の杉本哲哉氏が会長兼社長として経営の最前線に復帰 したことを好感しているようだ」と指摘。そのうえで、「第3四半期 (10年1-3月)以降に業績実態が良くなってくれば、株価も上値 を追っていくだろう」と予測した。

会社側の今期業績予想は、連結売上高が前期比4%増の80億 6700万円、営業利益が同15%増の20億800万円。同社株の担当ア ナリスト2人の予想平均は、売上高が82億円、営業利益が20億 6500万円で、それぞれ会社計画を2%上回る。

大河原氏が上振れを期待する根拠は、「エアーズメンバーズ」と 名付けられたASP型(顧客向けレンタル)サービス。同氏は「マク ロミルのネット調査システムを使って、自らのユーザーに調査をかけ たいというニーズは強く、業績インパクトも大きい」と評価、来期の 連結営業利益は24億1000万円まで拡大すると予測する。

いちよし経研が算出したマクロミルの妥当株価は19万9000円。 ディスカウント・キャッシュ・フロー法で算出しているが、「営業利 益が足元で20%以上伸びることを考えると、株価収益率(PER) 20倍まで評価余地があると考えた」(同氏)という。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE