NY天然ガス先物:7年ぶり安値から下落、2ドル割れとの見方も

ニューヨークの天然ガス先物相場が さらに下落するとの見方がアナリストらの間で広がっており、オプシ ョン取引のデータも下落を示唆している。在庫がこの時期としては過 去最高水準まで膨らみ、ガス相場は約7年ぶりの安値まで下げている。

トライゼン・インターナショナル(シンガポール)のコンサルタ ント、トニー・リーガン氏は、新規の液化天然ガス(LNG)供給が 始まるなか、ガス相場がさらに20%下落し、100万BTU(英国熱量 単位)当たり2ドルを割る可能性があるとみている。

ガス相場は年初来で56%下げている。ガス先物に連動するETF (上場投資信託)の米天然ガス・ファンドが下落を続けるとの見方か ら、同ファンドの下げを見込むオプションの取引高は過去最大に達し た。

オプション取引を手掛けるハドソン・キャピタル・エナジーのア ジア担当ディレクター、ジョナサン・コーナフェル氏は「相場が好転 するにはファンダメンタルズ(需給関係)があまりにも弱過ぎる」と 指摘した。

ガス相場は3日、7.6%安の2.508ドルと、終値としては2002年 3月5日以来の安値まで下げた。米エネルギー省によると、ガス在庫 は8月28日終了週に650億立方フィート増の3兆3230億立方フィー トとなり、この時期としては同省がデータの発表を開始した1993年以 降で最高水準に達した。

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