林経財相:企業収益は水準自体が低いので設備投資抑制続く

林芳正経済財政相は4日午前の閣議 後会見で、財務省が同日発表した4-6月期の法人企業統計について 「売り上げも持ち直していることもあり、企業収益は最悪期を脱した と思うが、水準自体が非常に低いので、設備投資の抑制が続いている」 と述べ、企業部門は引き続き厳しいとの認識を示した。

4-6月期の法人企業統計によると、設備投資額(金融・保険業 除く)は前年同期比21.7%減の8兆5116億円となった。ソフトウエ アを除いた額は同22.2%減。経常利益は同53.0%減の7兆2366億円 と、いずれも1-3月期に比べ減少率が縮小した。

3日の外国為替市場では、ドルが対円で一時91円台に下落した。 林経財相は円高が輸出を中心に持ち直している日本経済に及ぼす影響 については、現政府は外需と内需の「双発エンジン」による成長を掲 げていることを強調した上で、「外需の方に為替が与える影響はきちっ とみていかなければならない」と語った。

また、4-6月期の日本経済の総需要と供給力との間の乖離(か いり)を示す需給ギャップがマイナス7.4%(実額40兆円程度)に縮 小したことについては「すぐになくなることはない」と指摘した上で、 「基本的には需要を増やすことよって、ギャップが少なくなることに 主軸を置くべき」との考えを示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE