SUMCO株急落、300ミリウエハー生産能力の削減観測-きょう決算

シリコンウエハーを手がけるSU MCOの株価が急落。300ミリウエハーの生産能力を削減するとの報道 があったほか、午後3時に決算発表を控え、足元の業績回復は株価に織 り込んだとの見方が出ている。

株価は前日比5.3%安の1955円まで売られた。下落率は7月13 日(7.6%)以来、約1カ月半ぶりの大きさ。

4日付の日本経済新聞朝刊によると、同社は300ミリウエハーの 生産能力を今秋以降1割程度削減する。半導体メーカーの300ミリウ エハーへの移行は進んでいるものの、販売量はまだ本格回復していない ためという。

東海東京調査センターの三浦勇介アナリストは、「半導体メーカー が300ミリウエハーへ移行するなか、これから伸ばしていくと見られ ていた300ミリを削減することは、報道が事実ならば株価にとってネ ガティブ」と述べた。

同報道について、同社広報IR室の川崎望房氏は、「稼働率を上昇 させるため、生産規模を90%に縮小することにした。報道のように生 産規模そのものを縮小するのではない」としている。

同社はきょう午後3時に、今年度上半期(2009年2-7月)の決 算発表を行う予定。株価は、生産回復期待から過去3カ月間に5割上昇、 「上半期が会社計画を上回ることは株価に織り込んでいる」と三浦氏は 指摘しており、決算発表を前にいったん利益を確定する売りも出やすい 状況だ。

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