大日本住友株は急反落、米社買収で業績リスク内包-メリル証格下げ

国内製薬中堅の大日本住友製薬の株 価が一時、前日比5.2%安の972円と急反落。3日に発表した米医薬品 会社セプラコアの買収自体については評価する向きが多いが、セプラコ アの主力製品が5年以内に特許満了を迎えるため、一部アナリストの指 摘をきっかけに将来的な業績リスクにつながるとの懸念が広がった。

メリルリンチ日本証券は3日付で、大日本住友株の目標株価を800 円から840円に引き上げる一方で、投資判断を「中立」から「アンダー パフォーム」に引き下げた。セプラコア(マサチューセッツ州)の売上 高の88%を占めるぜんそく治療薬「ゾペネックス」や睡眠障害治療薬 「ルネスタ」の2品が2014年までに特許満了を迎えることから、15年 度以降のセプラコアの収益が悪化すると分析した。

大日本住友株は3日の取引で一時8.1%高の1095円まで急騰。日 経テレコンが3日午前2時すぎに大日本住友が米セプラコアを株式公開 買い付け(TOB)で買収する方針を固めた、と報道したことをきっか けに幅広い投資家から買いを集めた。

ブルームバーグ・データによると、3日朝以降に大日本住友株に対 する見解を出したアナリストは6人。そのうち、日興シティグループ証 券が目標株価を840円から800円に引き下げたほか、JPモルガン証券 は投資判断を「中立」から「リストリクティッド」に変更した。

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